「直感は過たない。過つのは判断である」
長年培った勘は鋭いということである。
ところで、
「直感」は五感を通じて物事を瞬間的に知覚することで「勘」にあたる。
「直観」は五感的感覚も科学的推理も用いず、直接に対象やその本質を捉える認識能力である。
この2つは、似ているが五感を用いるか用いないかの違いがある。
自分は「直観」の方をよく使う。
何かを発想するときに、五感で感じているとすると、違和感を感じる。
確かに小説で場面を表現するときに、嗅覚や聴覚、温度などの触覚に訴える表現をすると効果的である。
その場面は、発想した後であって、何か判断の岐路に立った時に五感が頼りになっているわけではないからだ。
問題場面を解決する画期的なアイデアを発想するときには、イメージを排除したほうがスムーズな気がする。
実際アイデアに苦しんでいるときに、こんなにスマートではないが、普段の思考ルーティンを飛び越えて思考していると思う。