皆毎日同じことを繰り返して生活している。
だが月日が経過するとともに、ある部分は向上し、ある部分は衰退する。
宇宙の原理からすれば、すべてのものは崩壊、衰退、散逸へと向かう無常の傾向に支配されている。
創作は、このような日常に抗う行為なのかもしれない。
何かを作り出すとき、自分が知らなかったことを発見し、繰り返しから一瞬脱却した気分になることがある。
こんな刺激を求めて毎日書いている。
繰り返しが厭になったわけではない。
音楽の伴奏を変調させるように、少しずつ変化を起こしていくのである。