魔法のクリエイターと言われる理由、お教えします

人は知る。人は感じる。創作で。

Zガンダムと視野検査

 機動戦士Z(ゼータ)ガンダムは、テレビ朝日系列で昭和60年)3月2日から昭和61年2月22日まで、土曜 17時30分 - 18時00分の時間帯にて全50話が放送された。

 主人公のカミーユが、歴代ニュータイプの中で最もニュータイプらしいキャラとされ、アムロ、シャアなど人気キャラがすべて出てくる名作である。

 始めはアスペクト比が違うし手書きならではの大きなゆがみと、コマの少なさでカクカクした動きが目につくが、次第に慣れてくる。

 テレビ版をネット配信サイトで一気に見た。

 やはりシリーズの中で一番世界観がしっかりしていて、SFハイファンタジーとしてよくできている。

 これを見た後にたまたま眼科に行って視野検査をした。

 視野検査とは、顔の前に巨大な中華鍋のような物体があって、そこに光の点が投影される検査である。

 光は動き回るので、視野に入った瞬間にボタンを押すというものだ。

 暗い部屋で行うので、まるで自分が宇宙空間にいるような気分になる。

 そして手に握ったボタンはビームライフルの発射ボタンである。

 押すと、

「ピキューン! 」

 とΖガンダムの高周波数の発射音が頭に響く。

 光の点は段々小さくなってきて、視認が難しくなってくる。

 すると闘争心に火がつく。

カミーユ! 後ろに目をつけろ! 」

 とアムロの声が響く!

「感じ取れ…… 目で追うな。感じたら打て! 」

 そして興奮が最高潮に達したとき、

「終了です。お疲れさまでした」

 となった。

 遊園地のアトラクションで遊んだように、満悦した。