「不思議の国」「お伽の国」と訳されるように、憧れを持ってイメージする世界のことである。
憧れの国に、何をイメージするかは主観的だ。
例えば、ある格闘漫画では闘技場を指して「お伽の国」と呼んでいた。
自分の理想を具体化してくれる空間を指すと考えて良いだろう。
職業小説家を目指す自分にとっては、執筆している自室がワンダーランドになる。
とても地味な感じがするが、自室に籠ることがワンダーランドそのものである。
次々に湧いて来る構想を、形にしていくことが、この上なく楽しいのでテーマパークに行っている暇などない。
だからここがワンダーランドで良いと思う。