「灰になるまで燃焼する」と言うと、何かに打ち込んだ末に残りカスだけになった状況である。
物質の現象としては、化学変化が終わったことになる。
人間が灰になると言ったら、遺体を焼いて骨壺に収める状況になる。
何度か骨を拾ったが、人間の成れの果てを見ると呆気ないものだと思う。
内閣総理大臣賞を貰った人でも、大金持ちでも、凄い資格を持った人でも、物体に戻ってしまうのである。
フランスの観光スポットに、骸骨が山のように晒された所があった。
世の無常を感じさせる、人気の名所だが、自分は行かなかった。
最近ガチャガチャで「燃え尽きた猫」を見たが、「あしたのジョー」のパロディで燃え尽きた様子を猫が演じてもなぜかカッコイイ。
灰の見せ方によっては美学にもなりうるようだ。