文は音である。
読むと頭の中で音が響く。
小説で男のセリフは低く、女のセリフは高く。
歯切れのよい文、口ごもるような自信のない文。
さまざまな状況を、音にして解釈している。
文を書くときに、音にしてみたときにどう感じるかを考えていると、どこまでも深く、難しい選択を迫られる。
音にするときに、前後の文脈だけでなく、主題とキャラクター、感情、イメージなど、さまざまな要素が関わる。
そして自分なりのリズムを刻んで読んでいくから集中して読めるのだ。
ここを意識して書くようにすると、改善するポイントが見えてくる。