静かに考える
少し書く
文字を研ぐ
目を閉じて
頭を空にする
液体のような何かが動いている
まだ形を帯びていない
本気で考え込むと
落ちていく
上も下もない
目を開けて
書いたものを
読みかえす
なかなかいい
何かが変わってきた
そして
また書く
一気に流れ出るであろう液体は
まだ形を帯びていない
無駄弾を
充分打った
あとは待つのみ
押しながら待つのみ
筆が進まなくなっていますが
もうすぐ何かが始まります
文章が
見えるようになってきました
行間が
見えると言った方がいいでしょう