「筋を読む」というのかわかりませんが、
毎日新しいストーリーを、考え続けるうちに、
読むときにも、考えるようになりました。
無意識のうちに、数本の筋が見えてきて、
同時に作り出しています。
作者の苦悩も、本当の意図も、
ストーリーの裏から浮かび上がります。
機械をみて、内部の構造を瞬時に理解するように。
物語には、必ず人生の機微が表れます。
教訓めいたものが、見え隠れします。
人間の奥深さを、どこかで見たような展開の、さらに裏側に感じるのです。
この世に、どんな物語とも類似性がない小説はありません。
奇抜なタイトルをつけても、無駄でしょう。
心に残る、よい作品は、ストーリーの美しさが創りだすのですから.
オリジナリティは、関係ないはずです。
創作するときに、本質を見失わないようにしたいものです。