1 裏山の丘の上。 海を見渡す高台に、|檀 将《だん まさし》は今日も立っていた。 拳を握りしめ、大地に足をめり込ませ、眼で星を射抜く。 最近は、毎晩こうして夜空を見上げるのが習慣になっていた。 目線が、いつも遥か彼方を見ている。 そう、人生の終…
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