2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ランキング参加中KADOKAWA × はてな小説投稿サイト「カクヨム」 ギャンブル好きで、ついのめり込んでしまう佐々木は借金に苦しんでいた。 派遣社員として働きながら、少しずつ返済していたがまた更新が打ち切られ無職になってしまう。 何度も借りているため…
ランキング参加中小説 novels 人生のあらゆるプレッシャーをはね返し、狂わずにひきこもる耐性。 これをひきこもり耐性という。 自室に閉じこもって、パソコンだけを友として生きてきた。 好きなゲームを改造したくなって、プログラミングをできるようになっ…
ランキング参加中自作小説の集いの場 雪解けの頃、湖の氷が溶けて魚が泳ぎ始める。 一面の雪に覆われていたときには、その下に命の営みがあったことなど想像できなかった。 動物ドキュメンタリーを手がけていた映像編集者の荒木は、山に入って動物の痕跡を探…
ランキング参加中KADOKAWA × はてな小説投稿サイト「カクヨム」 T県に日本最大級のテーマパークがオープンした。 早朝から深夜まで営業しているため、CMは閉店後の3時ごろに撮影する。 営業時間に撮影できないし、年中無休だから仕方がない。 映画監督の脇…
ランキング参加中KADOKAWA × はてな小説投稿サイト「カクヨム」 T県に日本最大級のテーマパークがオープンした。 早朝から深夜まで営業しているため、CMは閉店後の3時ごろに撮影する。 営業時間に撮影できないし、年中無休だから仕方がない。 映画監督の脇…
ランキング参加中小説 novels 「御小柴3回目のハットトリック」 スポーツ紙の一面を飾る写真は、駆け寄る選手たちの笑顔で埋め尽くされた。 不動のCFとして攻めも守りも無尽蔵のスタミナでこなす。 サッカー選手はフル出場するとマラソンよりもカロリー消費…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! 日本は冤罪逮捕が多い国である。 罪刑法定主義により、条文に当てはめて刑を決めるから間違いが起きやすいのである。 無実の罪で死刑を言い渡され、執行を待つ間に諦めてしまう者もいる。 だが、森山は生…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! シテ島のノートルダム大聖堂の前で観光バスを停め説明を始める。 パリ市内観光ツアー。 フランスへ来た旅行者は、必ずと言っていいほど一度は体験する。 大手旅行会社のパリ支社に配属されてから、毎日の…
ランキング参加中小説 novels 繫上亭の前座として、話をする八游亭小八。 一日一回師匠に落語と稽古していただき、寄席のお客さんの相手をする。 途中で筋を間違えて怒られてばかりいる。 寄席には若い女性も多くて、観光客が後ろの方に陣取っている。 上方…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! 銀座の百貨店へやってきた香月は、雨に濡れた上着をハンカチで軽く拭った。 バスガイド一筋。 時代の変化と共に厳しくなりつつも経験を武器に続けてきた。 30年前は行く先々でチップを貰い、給料よりも…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! ギラつく目をした男は、対角線から突っこんできた相手に飛び膝蹴りを見舞った。 勝負は一瞬だった。 前評判では五分五分と言われたが、蓋を開けてみれば試合にならない。 要するに、戦いは度胸である。 相…
ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち 読書との向き合い方は人それぞれである。 最近は忙しい読み方、つまり乱読が増えたと聞く。 だが看護師にとって、読書は自分のありかたに関わることがある。 夜勤で疲れ、患者が突然亡くなり、感染症対策の最前線で戦う彼…
ランキング参加中創作 帰還モジュールへの連結口は、とても狭い。 「まるで棺桶だぜ」 宇宙までやってきて、若村は愚痴をこぼした。 脱獄不可能な刑務所で、史上最悪といわれるパンデミックが起きた。 出所不明のウイルスに感染した者は、必ず死に至る。 刑…
ランキング参加中小説家 大きなバッグを抱えて、地下鉄に乗った紀香はよろけながら座席に腰かけた。 都内にある美容学校で、ネイリストの講義と実習を依頼されたためである。 美容系の中でもネイリストには夢がある。 楽しくネイルをデザインして、収入にな…
ランキング参加中創作 トラ縞模様の子猫は、目を細めて高い声を上げる。 喉を撫でるとさらに目を細め、まるで笑顔のように見える。 「ふふふ。 かわいいなあ」 仕事に行き詰まった河合は、猫カフェでくつろいでいた。 自営業なので、平日の昼間から遊んでい…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! ロボット技術の開発部門にいた安井は、行き詰ると美術館へ行く。 開発部門の若手研究員5人を連れて、西洋美術の常設コレクションが有名なS美術館にいた。 「ううむ……」 全員理系のため、作品を鑑賞して哲…
A国の軍事基地では、格闘術の訓練が行われている。 古今東西の様々な師範、マスター、世界チャンプなど一流が集められる。 今日やってきたのは、スーツ姿の女だった。 格闘技用マットの上で、20人ほどが一列に並んだ。 「私は執事です」 会場にどよめきが…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! 「馬小屋の聖家族かよ」 飼い葉桶を両手に下げて、よろけながら歩く。 動物には付き物だが、糞尿の臭いがきつい。 ご当地アイドルとして売り出し中のSEILENのリーダー、香は息がつまる思いだった。 「ウン…
ランキング参加中小説 novels 看護師志望の如月は、自分の運命を呪っていた。 看護学校を卒業間際になっても、感染症は収まるところを知らず増え続けている。 戦後最悪と言われるほど深刻なパンデミックに見舞われ、医療現場は混乱していた。 医療従事者は明…
ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! 「げほっ ごほっ」 スキー場に来た佐々木は、冷気に咳込んだ。 スキー板とストック、ウエアはレンタルである。 発熱して足元がふらつくが、違和感なく振舞わなくてはならない。 ポケットに忍ばせていた写…
ランキング参加中小説家 食い詰めた和也は、自暴自棄になった。 犯罪でも犯せば、最悪刑務所で飯が食えるなんて考えていた。 どうせ家族はいないし、両親とも死んでしまった。 死んでもいいが、それも面倒だ。 大きな一戸建てが集まる地区へふらりと迷い込ん…