魔法のクリエイターと言われる理由、お教えします

人は知る。人は感じる。創作で。

自分事として考える ゴミ問題

 生活ゴミを捨てるのって、煩わしいときもありますよね。

 我が家では、可燃、不燃、ペットボトル、紙、雑誌・段ボール、乾電池などに分類します。

 自治体の条例で決めるようなので、もっと厳しい地域もあるでしょう。

 ところでSDGsの中に「持続可能性」が挙げられています。

 リサイクルが最たるものです。

 ペットボトルの再利用が始まったとき、こんなことがありました。

 コンビニやスーパーに「リサイクルペットボトル」を活用した商品が並びました。

 ラベルにリサイクルであることを目立つように表示して、消費者の心情に訴える戦略がとられました。

 結果は、ほとんど売れませんでした。

 97%の顧客がリサイクルではない商品を選んだというデータもあります。

 回収したペットボトルを溶かして、もう一度成形するとゴミが混入して少し濁ります。

 口に入れるものですから、パッケージが濁っていると著しく印象を悪くします。

 そもそも分が悪い勝負だったのです。

 失敗の原因は、商品開発の企画段階にあります。

 リサイクルすることに価値を見出す戦略が必要だったのです。

 具体的に「顧客が商品から得られる効果や利益」を明示せずに「この商品はリサイクルペットボトルを使用しています」とだけ表示したことが問題でした。

 SDGsは効果や利益を明確に説明しています。