「大器晩成」は、長い年月かかって成功を納めたひとを慰める言葉です。
ですが中国の古典を紐解くと、批判的な記述がいくつかあります。
「完成した」と思ったときには、衰え始めたと思うべきです。
若いうちに成功しても、そのあと苦労する人もいます。
成功とは何か、という話になっていきますが、目標を一時的な到達点にしないと達成したときに何が残るでしょうか。
大きな目標を立てて、努力して精神的に成長すれば、おのずと終点のない道が見えると思います。
「真の大器は完成しない」とは自己実現を語っているのです。
「向上の道に終点なし」とほぼ同じ意味です。
クリエイターとして、道を探求する姿勢を持ち続けたいものです。