元旦に見た夢は全く覚えていませんでした。
最近「夢らしい夢」をほとんど見ていません。
夢に現れるのは「明日やらなくちゃいけないこと」が多いです。
朝起きて、夢で見たことを「そうだ、メモして置かなくちゃ」と手帳に書き留めます。
心理学者が枕元に手帳を置いて夢を書き留める話を聞いたことがあります。
私は目的がまったく異なります。
備忘録ですから。
母が亡くなった直後は故郷の夢を見ました。
懐かしくて胸が熱くなります。
ときどき電車で通ると「故郷は日常だな」と思います。
実際に足を運ぶと、しんみりしないのです。
当たり前の風景が広がり、生活感が体を突き動かします。
どこに何があるか、自分の庭のように頭に入っています。
若い頃には、空から落ちる夢とかエレベーターのドアに挟まれる夢とか、現実にありえないシチュエーションを見ました。
というより、そんな気がします。
過去は自分の脳細胞の記憶と、素粒子の集まりでしかないと小説に書いたことがあります。
ドライな捉え方が、夢を封印したのかもしれません。
今週のお題「初夢」