うまくいくときには、論理を超えて勝ってしまいます。
努力を積み重ねて、一枚一枚紙を重ねるように作り上げた技術も知識もほとんど役に立たなかったかのように。
そして勝ち始めると良い方向に連鎖が始まります。
「持つ者は与えられる」
と言うように、実績が勝利を呼びさらなる高みへと押し上げていきます。
「どうやったら成功するのか教えてほしい」
と言われても月並みな常識しか語れません。
自分でも認識の|埒外《らちがい》にあるからです。
感覚で認識しているので、擬音語擬態語で表現した方が近いのかもしれません。
濡れ手で|粟《あわ》をすくうように、思いのままに勝ち続けるときには、何が起こったのかわからずに勝ってしまいます。