セレスティアの国民は、生まれつき魔力に恵まれていた。
主人公、エレンシアは小さな村で暮らす少女だったが、母親から血筋の話を何度も聞いて育った。
秘密の魔法を代々守り、受け継いできた。
具体的には語られないが、幻の王国に伝えられていたらしい。
街で運命的に現れた予言者の言葉がエレンシアに運命を伝える。王国に転機が訪れ、古代の魔法で切り拓く星の冒険へ旅立つことになる。
エレンシアは仲間たちと共装備を整え、冒険に旅立つ。星々に導かれ、彼らは魔法の王国の謎に少しずつ迫っていく。
魔法の秘境に足を踏み入れると、魔法で強化した生物や古代の呪文で守られたダンジョンが待ち受けていた。
何度も窮地に立たたされ、活路を見いだすたびに彼らの絆が強化されていく。
魔法の謎の奥深くに絡みついた古の封印を解くと、闇の存在が姿を現す。
そして星の冒険が最終局面に突入するのである。
闇の魔王を倒すために、エレンシアは古の力を解き放つ。すべての魔力を放出した後には、抜け殻のようになった彼女がいた。
王国に平和をもたらした彼女は、国民ではなくなった自分を責め、忽然と消えていくのだった。
数年後、エレンシアは冒険で垣間見た「科学」という魔力を一人で研究していた。火、水、風、土の本質に迫り、魔法を使っていたときよりも豊かになっていた。
仲間たちは彼女の消息を掴むと、国に呼び戻したのだった。
