小説には、長編小説、短編小説、ショートショートなど種類があります。
短歌、俳句、川柳、詩、漢詩など、短いフレーズに心情と風景を込めた表現もあります。
キャッチコピーは、別のジャンルですが、上記のすべてを含んでいるのです。
長編小説の一節のようなコピー。
短歌のように美しいコピー。
時代を風刺した川柳のようなコピー。
他にも、
宴会で交わした言葉のような、生活の息吹を感じるコピー。
つぶやきのようなコピー。
一単語だけのコピー。
これほど多様な表現様式を含んだジャンルはありません。
ある作品のあとがきに、
「究極には、小説をキャッチコピーの集合だと思っています」
と書きました。
一つ一つのセリフ、情景描写にキャッチコピーのような含みを持たせられれば、すごい作品になると考えるからです。
表現の訓練のためにも、キャッチコピー研究はおすすめです。
コツは、たくさん読むこと。
ウンウン唸って傑作をひねり出してはいけません。
プロは駄作をたくさん出して、選びます。