日本経済は資本主義の原則で支配されている。
だから常に資本を投入し、企業を成長させなくてはならない。
ビジネスモデルによっては、
「商品は何でもいい。たくさんの人が買う仕組みを作ればよい」
と堂々という業界もある。
これでは、少々乱暴だ。
SDGsは、その点を資本主義の原則にのっとって解決しようとする思想だと思う。
「人間の幸福を考える」
というと、
「うちのポストに本を投げ入れていく、新興宗教の人が祈ってくれるぜ」
と、どこかの漫画に描いてあった。
そういう問題ではなくて、
すべての人に有益な取り組みをすると企業も成長することを、統計学的に明らかにしていることが素晴らしいと思う。
「ビジネスなのだから、友情も踏みにじるし、部下を使い捨てにする」
このような業界は体力が低くなる。
企業の体力が落ちると、個人に資本が集中し始めて、
あぶれた人は職を失い、景気は後退していく。
資本を一定以上持つ人は、日用品にお金をあまり使わずに趣向品に金をかけるようになるから資本の集中が進む。