はじめは何もないように思えても、霧が徐々に晴れていくように実態を表していきます。
創作をしているとき、結末を考えずに書き始めるので手探りで進みます。
どんなストーリーになるか、大筋は考えて800字程度に書き出したら、あとは書きながら肉付けをするのです。
先の展開が楽しみなのは小説家自身も一緒です。
人物の性格を決め、ライフスタイルを明確にしておけば勝手に動き出して思わぬセリフを言ったりもします。
創造的になるとは、場当たり的に考え続けることです。
人間には、予測できる部分と予測不可能な部分があります。
期待をして、裏切られるから面白い展開が生まれるのだと思います。
最後まで書ききると、全体像が明らかになりますがまだ甘い部分があるので文章を削ったり書き足したりして、イメージを形にしていくのです。