芸術を「限られた天才の特権」だと思わないでください。
ただ、良く分からないものを畏れているだけです。
芸術は問題解決以外の何物でもありません。
鑑賞者に何も伝わらなかったとしたら、解説がないと理解できないとしたら、失敗です。
芸術家は主題を決め、それを解決して見せなくてはいけません。
クリエイターとして活動してきて、その思いが強くなりました。
自己満足、あるいは仲間内だけで褒め合って買い合っているようでは、先がありません。
社会と関わろうとせず、自分の在り方を考えないクリエイターは、何のために存在するのでしょうか。
肩書と権威にこだわる芸術家は論外です。
作品を誰に、どこで見てもらいたいか、どんな影響を与えて行きたいか。
これくらいは考えなくては、作品と呼べません。
そして、どんな問題提起をして解決するかを明確に示すことは、クリエイターの責任です。