創作をするときに「自分にはできる」と自己暗示をかけることは重要である。
その一方で期待をかけ過ぎないことも、長く創作活動を続けるためには必要になる。
思い通りにいかないとき、どうやって心を整理するかが、モチベーションを維持するために不可欠だからだ。
読者から反応がないとき、コンテストに入選できないとき、批判を受けたときに、成功するかどうかが現れる。
上手くいかないときに他人に理由を見出す人は、モチベーションを大きく損なうことになる。
そしてウサ晴らしに酒を飲んで愚痴をこぼすとしたら、さらに深刻な結果を招く。
原因は「自分にはできる」と思おうと無理をし過ぎたからである。
潜在的には「できない」と思っているから、感情に蓋をするために気合いを入れ、具体的な成果をイメージして鼓舞しようとするだろう。
だが、その期待が裏切られる。
そんな時に、頑張った自分に満足する自分がいるから、周りのせいになる。
自分に期待し過ぎなければ、上手くいかなくても「力が足りなかった」と素直に受け入れ、すぐに改善できるものだ。
その繰り返しが成功の秘訣である。