教えて貰うと、いい勉強になったな、と思う。
そこで終わりなら、学んだ気分を味わうだけである。
お金を払って何かを習ったら尚更満足感を味わって、完結するだろう。
では「学んだ気分」ではない学びとは何だろうか。
文脈からすでに答えが出ているが、自分が主体になって学ぶことである。
自分で身の回りの事柄に目を向け、観察して理解することが真の学びなのだ。
他人に教えてもらったことを、実践して自分の感覚で理解したときに、それが汎用性の高い知恵になる。
学ぶことの目的は、未知の事象に対処できるようになることである。
「これは見たことがないし、体験したことがないからできない」
と思うのは、自分が今まで学んで来なかったせいだ。